1980.08.24
京都07:40=(雷鳥)=小松10:00=(タクシー)=別当出会い11:40/12:30-甚之助ヒュッテ13:45-室堂分岐14:30/15:00-南竜山荘15:30(⇔南竜ケ馬場)
青空。「雷鳥」の窓より大積乱雲が白山の上に成長していく。今回修学旅行下見で京都を回ってその帰りに二人を誘って白山に廻ることになった。ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ・・一度は訪れなくてはと思っていた山だ。山岳仏教の聖地として『平家物語』に登場する山でもある。小松より小桜タクシーで別当出会いまで。強烈な夏の日の下昼食を済ませて出発する。室堂分岐よりお花畑。シモツケ、トリカブト、アザミ、そしてハクサンフウロが鮮やかだ。シモツケはわが家のものより葉が切れ込んでいる。
南竜山荘にて缶ビールを買い込み、南竜ケ馬場へ。美しい草原が広がる。北アルプス方面はガスで展望きかず。諦めて山荘に戻る。学生一人同宿。ひとりで山を歩き回る横浜の男という。
夜半、月の光が顔を照らして目覚める。冷え込む大気、黒々と擴がる山並み。幸福な時間があった。
1980.08.25
南竜山荘07:00-(展望コース)-室堂08:20/40-白山山頂(2702m)-翠ガ池-大汝峰-千蛇ガ池(昼食)11:30/12:30-室堂13:00/30―(観光新道)―別当出会15:15-白山温泉16:45(泊)
ひろびろと広がる山上の峰々を軽快に歩く。晴れ渡った修験の世界に身を置いた感じの一日だった。スケッチは白山頂上より別山を望んだもの。
1980.08.26
白山温泉09:20=金沢12:00-専光寺-犀川の寺-郷土資料館-金沢15:46=(白鷹4号)=高崎21:10/49=本庄
室生犀星の故郷を回る。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食(カタヰ)となるとても
帰るところにあるまじや
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専門の違う二人には少々気の毒だったかも。