守門岳には17年前に保久礼から出発して、西側からのぼった。並び称される浅草岳が残っている。山仲間を誘ったところ守門岳にも行きたいという。ならば別なルートでと奥只見側からのアタックを試みた。幸い両者の中ほどに国民宿舎浅草山荘があり、車道がかなり奥まで入っている。それぞれが日帰りコースで頂上に立てるようだ。但しそれだけ大きな斜度を覚悟せねばなるまい。
2002.08.26
本庄06:20=小出IC08:20=大白川守門登山口09:00~15ー展望台10:45~55ー水場11:50~12:00ー三の芝12:20~25ー昼食12:35~13:20ー守門岳(1537m)14:10~45ー三の芝15:23ー登山口16:50~17:05=浅草山荘17:20(泊)
出発していきなり急登。昨年の鳥甲山と同じ。頂上はガスに包まれて見えず。湿度髙く猛烈な暑さ。眺望もきかない。水場に下って美味い沢水に生き返る思い。三の芝に來て道はようやく緩やかになる。草原状の氣持好い場所だ。ニッコウキスゲが数本咲いている。ただもうエネルギー切れ。「囚人だって5時間たてば食事の権利がある。」とはKの言。すぐにラーメンの昼食とする。ここからはなだらかな稜線が続き、トラバース気味にルートを辿り最後の100mを詰めると1537mの頂上だ。氣持好い頂上だがガスで眺望がきかないのが残念だ。下りは2時間半で登山口へ。
2002.08.27
国民宿舎08:30=桜曽根林道登山口8:45ーカヘヨボッチー前岳11:00ー浅草岳(1586m)昼食11:25~13:00ー登山口14:55~15:10ー浅草山荘(入浴)15:20~16:00=小出IC=赤城高原SA(夕食)18:00~30=本庄19:20
林道は中腹を大きく回り込んで桜曽根に。登山口から道はまっすぐに前岳へ。樹林帯の左手に昨日の守門が大きい。灌木帯が切れると前岳。目の前に頂上にまで広々と続く草原が現れた。「浅草」とはこのことだったのかと感動とともに合点がいく。前岳から頂上に緩やかな木道が続き、池塘が散在する。風が草をなびかせ、チシマフウロが愛らしく、山上の別天地だ。頂上の岩に腰を下ろして田子倉湖方面をスケッチする。田子倉湖の先に見える高い山は燧岳かと思うが確かではない。右に辿れば越後三山となるはずだが。次回のチャンスがあれば二十万分の一の地図を携行しよう。それにしても浅草というので永井荷風か誰かが命名したのかなどと思っていたのが恥ずかしい。